シミってなんでできるの？原因と対策を真面目に考えました。

シミの原因について前ページで説明してきましたが、ご自身のシミができた原因として思い当たるパターンはありましたでしょうか？

次は、シミを改善・予防するための具体的な対策について紹介します。

シミを改善・予防するため対策

対策その１ : 毎日紫外線対策を行う

何はともあれ、絶対に必須なのが紫外線対策になります。日傘や帽子、日焼け止めクリームなどで紫外線を避けることが大切です。

窓ガラスを通して紫外線は室内にも降り注いでいるため、外出しない日もメイクはしなくても日焼け止めを塗るように心がけましょう。

※ただし極端に紫外線を避ける生活をしてしまうと、骨を作るのに必要なビタミンDの生成が妨げられたり、体内時計のリズムが崩れてしまいますので注意してください。

■日焼け止めの「SPFとPA」とは？

日焼け止めやファンデーションにはSPFやPAというものが書かれています。これは日焼け止め効果の指標で、SPFはUVB、PAはUVAを防ぐ効果を表しています。SPFは数値が大きいほど、PAは+が多いほど高い効果が期待できますので、シーンによって選ぶのがポイントになります。

選び方の目安

散歩や通勤程度ならSPF20・PA＋＋
軽めのスポーツやレジャーならSPF30・PA＋＋＋
炎天下にずっといる場合や、スキー・スノボなどではSPF50＋・PA＋＋＋＋

日焼け止めは朝塗ったら夜までOKというものではなく、持続性は２～３時間程度になり、こまめな塗り直しが必要になります。

日焼け止めを塗ったのに、日焼けしてしまったという残念なことにならないよう、日中は手を汚さず手軽につけられるスプレータイプやパウダータイプのもの持ち歩いて、紫外線から肌を守りましょう。

対策その２：正しいスキンケアをする

ケアのし過ぎや間違ったスキンケアの方法は、シミや肌トラブルに直結します。ぜひこの機会に正しいスキンケアの3ステップを身に付け、肌の調子を整えていきましょう！

■ステップ１：洗う

洗顔は、濃密な泡で洗うようにします。手のひらを逆さにしても落ちないくらいの固さが目安です。摩擦は肌の表面を傷つけ、肌荒れやシミの原因になる可能性がありますが、きめの細かい泡で洗顔することで摩擦の軽減につながります。

洗顔は中指と薬指でクルクルと円を描くように力を入れずマッサージをしましょう。その際にくれぐれも時間をかけすぎないように注意してください。肌の負担になりますので、1分以内で終わらせましょう。

■ステップ２：潤す

化粧水をつけるときは、手に化粧水をのばし、顔全体に軽く押さえながら優しくなじませていきます。

このとき、肌をパチパチ叩いてなじませるのはやめてください。肌への刺激になるだけでシミや赤ら顔の原因になることもあります。肌を叩いても、引き締まる効果はありません。

■ステップ３：守る

最後に、美容液や乳液・クリームで乾燥や刺激から肌を保護しましょう。化粧品と同じで軽く押さえるようになじませ、気になる部分は重ねづけしましょう。

ステップ３で使うアイテムで編集部のおすすめは、セラミドが配合されているアイテムです。セラミドは、肌に存在している油分の一種で、水分の蒸発を防ぐバリア機能を担っている成分です。

セラミドは肌内部でつくられますが、30代から急激に減っていくため、乾燥が気になる方は、セラミド配合のアイテムを取り入れてみてくださいね。

対策その３：内側からの美白ケア

シミ対策は、外側からと内側から、両方をケアしていくのが理想的です。「外側からの対策しかしてこなかったな」という方は、ぜひ内側からの美白ケアも意識していきましょう。

■ビタミンC、Eを含んだ食品を取りましょう

シミ対策にオススメの栄養素はたくさんあります。またそれらが含まれている食材も非常に幅広いです。

その中でもシミに効果的な栄養素の代表格は、果物や緑黄色野菜に豊富に含まれている「ビタミンC」。その他「ビタミンE」「リコピン」も抗酸化作用のある頼りになる栄養素ですので、積極的に普段の食事に取り入れてください。

■サプリは手軽でオススメ

食事だけで栄養バランスを整えるのが難しい場合、サポートをしてくれるのがサプリメントです。

「ビタミンC」や「L-システイン」など、シミに良い栄養素をピンポイントに摂取するのも良いですが、より広範囲に「美白に効果が期待できる栄養素」を含むアイテムを選ぶのもオススメです。

食事の栄養バランスに自信がないときの強い味方になってくれますので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

シミには内側と外側の両方からのケアが重要です。シミは突然できたように見えますが、実は長い時間をかけてできるものです。決してすぐに消えるものではないので、じっくりと時間をかけて、しっかりと対策を続けることが大事です。

もし、シミの状態がひどいようでしたら、医師への相談をお勧めします。市販では手に入らない薬の処方やレーザー治療などを提案をしてもらえます。

いま一度ご自身シミをよく確認し、よりよい対策をとったうえで、くすみのない明るい素肌を手に入れましょう！